2018-01-18 年金受給年齢の引き上げ案はいつから?その理由はやはり年金破綻? ライフ スポンサーリンク 年金受給開始年齢は65歳を基準にして 60歳~70歳まで自分で自由に選択する事が 可能となっていますが政府はその上限を75歳に引き上げる案を 考えていることが判明しました。その引き上げ案はいつから 施行されるのでしょうか。またその引き上げ案で実際に75歳から年金 を貰った場合、65歳から貰った場合とで どのあたりがボーダーラインになるのでしょうか。 年金受給年齢の引き上げ案はいつから この年金受給年齢の引き上げ案が通り 施行されるのはいつ頃からなのか非常に 気になるところですが現在の情報では政府は2020年に法改正案を 国会に提出する見込みのようです。なのでこの改正案が国会を通ったとしても まだ3~4年は猶予がありそうです。さて年金の受給年齢が引き上げされると聞いて ドキッとしたのは私だけではないでしょう。現在年金は60歳から受け取る事が可能です がそれを引き上げるとは何事なのか・・・?しかしよく聞いてみると年金の支給年齢 (60歳)が引き上げられるという事ではなくて今回の案はあくまで受け取りを開始する 年齢を現行の70歳から75歳まで引き上げる というものでした。ですので今まで通り60歳からでも受け取り 開始することは可能という事です。「安心してください♬」 そしてまた 田村憲久厚生労働相はこう述べられています。「与党から75歳まで選択制で広げる という案が出されている。選択制というのは 一つの提案と認識している」今回の引き上げ案により、今以上に働かないといけない、働く年齢が延びる のではないかと不安を抱く方々も多いようですが今回の引き上げ案では、それは全く関係ないと いう事になります。「良かったですね」75歳まで現役でバリバリ働くことが可能で またその年齢に達するまで特に生活に支障 もないという方ならば75歳から年金を受け取る事により生涯多く の年金を受け取る事も可能になるというのが 今回の案なのです。 <スポンサーリンク> 年金受給年齢 70歳からの増額率 先ほど述べましたように年金の受給は 60歳からでも受け取る事ができます。その場合 基準となっている65歳から受け 取る金額よりも当然低くなるわけです。そのパーセンテージは1か月に対し0.5% ずつ減額されています。例えば60歳で受け取ると 減額率 30% 61歳で受け取ると 減額率 24% 62歳で受け取ると 減額率 18% 63歳で受け取ると 減額率 12% 64歳で受け取ると 減額率 6% 65歳で受け取ると 減額率 0%また70歳で受け取ると 増額率 42% 年金受給年齢 75歳からにすると 今回の年金受給年齢の引き上げで 本当に75歳から受け取るとなると一体その増額率はどうなるのでしょうか。現行の増額率が適用されると考えた場合 75歳で受け取ると 増額率は84%になり ます。ただ今回の案では上乗せ率を1%にする という話があり、そうなると75歳では 増額率は102%になるとも言われています。 年金受給年齢65歳からと75歳からボーダーラインは ではもし年金を75歳から貰ったと考えた場合 65歳から貰った場合と比較して得するには一体いくつまで生きていなけれ ばいけないのでしょうか。例えばこの先100歳まで生きると分かって いれば誰でも75歳から貰うと思いますよね。しかしそうは考えられないのが世の中。今日の朝のテレビニュース 羽鳥モーニングショーによりますと75歳から受給した場合、84歳以上になれば 60歳から貰った場合より得すると検証により 明らかにされました。こちらのグラフを見てください。 大雑把なグラフなので大体だと思ってください。また70歳から受給した場合ですと、81歳以上 まで生きないと特になりません。 <スポンサーリンク> 年金受給年齢の引き上げ案理由 年金受給年齢の引き上げを考える 政府の理由はたったひとつ「年金を払いたくない」から本当は受給する年齢を60歳から65歳に引き 上げたいと考えているのだと思いますが 反発をくらうことはまず間違いがありません。そこで受給年齢の上限、70歳を75歳にを引き 上げ、またその事による増額率の上乗せで お得感をアピールし、この改正案を通そうと もくろんでいるのだと思います。今生きている皆が皆75歳からにした場合 貰えずに亡くなっていく人がかなり出てくる 事でしょう。そうなったら政府の思うままですが ・・・ まずそうはなるはずがありません正直な話75歳まで年金をもらわずに働ける 人って、会社の経営者とか一流企業の重役とか 限られてくると私は思います。また働きながら年金も貰っている人って 今どれほど多いことか ・・・すでに年金は破綻していると言われていますが その打開策には到底値しないもので時間稼ぎ にもならないような気がしています。 <スポンサーリンク> まとめ 今回は年金受給年齢の引き上げ案について でした。その改正案が国会に提出されるのは早くて も2年先の2020年のようです。またこの改正案が国会を通ったとして 75歳から年金を受け取った場合、84歳以上 にならないと65歳から受け取った金額を上回る事が 出来ないことも分かりました。近い将来私も年金を受け取れる年齢に なりますが、この問題はもっと別の方策による 解決しかないような気がしています。