yellow card

yellow cardは 福井県の話題を中心にお伝えしています。

青函トンネル 新幹線の速度が遅い本当の理由はこれ!

スポンサーリンク

北海道新幹線が開通することにより
その新幹線は青函トンネルを走ること
になりますが

現在それにより速度が140キロに
制限されると言われています。

そのような遅い速度で運行しなくては
ならない理由とは一体何なのか

私なりに真相に迫ってみました。

青函トンネル 新幹線の速度は


現在青函トンネルは上りと下りのレーンが
1本ずつでできております。

また断面図で見ますと幅9.7m 高さ7.85m
この非常に狭いトンネルの中を走行することに
なります。

しかしながらこの青函トンネルは建設時から
将来的に新幹線も通ることを考えた上で
作られたと言われています。

なのでレールもそれに対応するために
上り下りそれぞれのレーンに3本のレール
が設置してあります。

そしてそれは三線式スラブ軌道と言うようです。

その三線式スラブ軌道により
貨物列車また在来線や北海道新幹線に
対応できているということなのです。


f:id:gx2nkxug426:20160305132441p:plain

引用JR北海道



新幹線の速度遅い理由①


この断面図を見てもわかるとのですが
非常に上りと下りの列車の間隔が少ない
ことが分かるのではないかと思います。

その状況の中で新幹線と貨物列車がすれ
違うのですから 当然ながら風圧を感じる
のですが

その風圧を感じるのは当然ながら
新幹線側ではなくて貨物列車側という
ことになってきます。
※現在の貨物列車の最高速度は110 km/h以下

この風圧により貨物列車の
荷崩れなどが発生する可能性も現在
では否定できないために

この青函トンネル内では新幹線は
最高速度140キロで制限するという
ことになっているようです。

荷物が転落し線路を封鎖するようなことに
なってしまう可能性が現在では
否定できないということなのです。


「貨物列車と共有することになる青函トンネル
区間です。この区間は貨物列車と新幹線がすれ
違うこともありうるため、新幹線の速度を現状
と同じ約140km/hに抑えることになっています。

貨物のダイヤとの調整をした上で1日1往復を260
km/h運転するという計画も明らかにされていま
すが、それでも新幹線本来の速達性から考えれば
かなりのボトルネックになっています」引用


新幹線の速度遅い理由②


また当然ながらこの青函トンネルは
車で言うと片側一車線ということになります。

そうなるとおよそ300キロで走る
新幹線と110キロで走る貨物列車が
同じレーンを走るとなると

そこに障害が生じるのは当たり前のこと
となります。

貨物列車は1時間でおよそ2往復するという
のですがその影響により新幹線は1時間で
1本しか走ることが出来ないようです。


そういうことからも最高速度を140キロに
設定したと思われます。



<スポンサーリンク> 


今後の改善案


将来的に新幹線での利用を考えて
作られてきたというこの青函トンネル。

しかしながら現在の状況を考えると
その当時の技術開発においては未知の
部分もかなりあったということなので
しょうか?

140キロで走行しなくてはならないと
言うと少し魅力にかける北海道新幹線
なのかも知れません。


そんな中 それを克服する案がでています。


①トレイン・オン・トレイン

 新幹線の貨物列車タイプを作るという考えです。


②第二の青函トンネル

 もうひとるトンネルを掘る

これらの案が浮上しているようです。
もちろんそれなりの多額の費用がかかると
思われ推定で3000億から5000億
とも言われているようです。

まとめ


まだ開通もしていない北海道新幹線
において早くも色んな問題点が浮上
しているのですが

今後何年かかるかは分かりませんが

日進月歩の技術の革新とともに
それは解消されていくのではないでしょうか・・・

そしてその技術の革新を身を持って
体験していく中で私達は生きがいを
見つけていけるのかも知れませんね。